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鳴子のくらし

名湯の宿 鳴子ホテル

鳴子をつくる人と場所

ものづくりの営みが息づく鳴子温泉。
この土地で長く愛されてきた人と場所を、
koshiki journalの視点でご紹介します。


【名湯の宿 鳴子ホテル】

宮城県大崎市鳴子温泉字湯元36
0229-83-2001
https://www.narukohotel.co.jp/

鳴子温泉に根づく、名湯の宿

鳴子温泉駅からほど近く。
明治六年創業の鳴子ホテルは、この土地の湯とともに時代を重ねてきました。
大正十一年には洋風建築として完成し、鳴子温泉におけるホテルの先駆けとして歩んできました。

 

館内に足を踏み入れると、ふわりと漂う硫黄の香り。
元アナウンサーという経歴をもつ女将の朗らかな声と笑顔で訪れる人を迎えてくれます。

女将 高橋弘美さん

 

日ごとに表情を変える、源泉掛け流しの湯

鳴子ホテルの温泉は、日によって、そして季節によって、湯の色が変化することで知られています。
透明な日もあれば、やわらかな乳白色、淡い緑がかった色に見えることも。

外気や湿度、その日の気候によって表情を変えるため、同じ湯に浸かっていても、訪れるたびに違った景色に出会えます。

湯船に立ちのぼる湯煙と、日ごとと変わる湯の色。
広々とした浴場でお湯に身をゆだねていると、時間の流れがゆっくりとほどけていくようです。
「今日はどんな色だろう」──そんな楽しみも、鳴子ホテルならではの魅力のひとつです。

館内に息づくこけし

館内のこけしコレクションも楽しみのひとつ。

ロビーの一角には、桜井こけし四代目の櫻井昭二のこけしがシンメトリーに整然と並びます。

ぜひ宝探しのように館内を巡ってみてください。
昭和十三年にヘレン・ケラーが訪れた際の写真も見つけることができます。

シンメトリーに並ぶ櫻井昭二のこけし

 

特別な日に泊まりたい、足湯付き客室

また、鳴子ホテルにはいくつかの客室タイプがありますが、なかでも印象に残るのが、露天の足湯が付いた客室です。

湯に足を浸しながら、移ろう空や山の気配を感じる時間は、日常から少し距離を置くようなひとときです。

記念日や節目の旅、少し特別な日に泊まりたいと思わせてくれる、鳴子ホテルならではの客室です。

鳴子温泉の山々を一望できる客室


鳴子の湯とともに過ごす時間が、旅のあとも静かに心に残り続ける宿です。
温泉街へも歩いて出られ、鳴子をゆっくり味わえる立地。
また訪れたいと思える、そんな場所です。