東北こけしの系統と
鳴子こけし
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東北こけしの系統
東北の山間部に生まれた伝統こけしは、
産地別に11の系統に分けられます。
作並系 | 鳴子系 | 遠刈田系 | 弥治郎系 |
肘折系 | 山形系
蔵王系 | 土湯系 |
津軽系 | 南部系 | 木地山系
それぞれの地域にて特徴的な形や面描、
胴模様が育まれてきました。
それぞれが美しく、愛らしく、
人によって好みが別れるのも
こけし鑑賞の楽しみの一つです。
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鳴子こけし
肩に段があり、胴は中程がややくびれた
安定感のある形に菊模様。
頭と胴を別々につくる「はめ込み式」が
鳴子こけしの特徴です。
頭部の赤い「水引手」模様は京都の
御所人形に由来すると言われ、
お祝いのために作られた人形の
模様であることから、
鳴子こけしは
子供の健康な成長を願う「お祝いの人形」として
誕生祝い、結婚祝いの贈りものとして
親しまれてきました。
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鳴子こけしの形
立ち上がっている
姿を現す形
こけしのスタンダードな
形状です。
裾のくびれが
鳴子こけしの特徴です
座っている
姿を現す形
鳴子の方言で「座る」を
「ねまる」と言います。
座ったこけしを方言で略して
「ねまりこ」を呼ばれています。
子供が籠に入った
姿を現す形
「えじこ」と呼ばれる
アケビや藁で作った
赤ん坊を入れる籠に
由来しています。
こけしの街 鳴子温泉
鳴子温泉といえばこけし、こけしといえば
鳴子温泉と言われるほど
鳴子温泉にはこけしが溢れています。
歩いても、車の中からも、こけしの笑顔が見れられ
街並みが
鳴子温泉観光の楽しみの
ひとつとなっています。
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全国こけし祭り
鳴子温泉のこけしの作り手たちが、
鳴子こけしの文化を未来へ伝えるために
1948年から始めた「鳴子こけし祭り」が
1953年に「全国こけし祭り」となりました。
こけし供養祭、奉納式、各産地の
伝統こけし実演展示販売、
こけし座談会、
こけし祭りコンクール、ハリボテこけしや
こけし柄の浴衣でのパレードと
様々な
こけしイベントが開催され全国から大勢の
こけしファンが訪れています。
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日本こけし館
こけし研究の第一人者でこけし蒐集家でもある、
童話作家 深沢要氏のコレクションが鳴子町に
寄贈されたことと、
昭和32年から続くこけし祭りに、
全国のこけし工人からこけしが奉納された
ことがきっかけとなり、昭和50に会館しました。
名作揃いの深沢コレクションだけでなく、
東北の伝統こけし11系統別の展示や、
故人の
貴重な作品など、約5,000本のこけしが
展示されています。
また、絵付け体験や、鳴子こけし工人による
木地挽き、描彩の実演なども開催しています。
- 営業時間
- 4月~11月 8:30-17:00 12月 9:00-16:00 1月〜3月 休館
- 料金
- 【個人】 大人500円 高校生300円
中学生200円 小学生150円
【団体(20名様以上)】 大人400円
高校生250円 中学生170円
小学生130円
- アクセス
- 大崎市鳴子温泉字尿前74-2
鳴子温泉駅より 車約5分 徒歩約40分
- お問い合わせ
- TEL 0229-83-3600
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